震災の陰で
著:増澤 幸和
〜リコーダーを通じた出会い(2)〜
2011年の12月には、黒磯の公民館でコンサートを行いましたが、当日行ってみてびっくり。
3月11日の東日本大震災で、白河に疎開しておられた原子力発電所の被災者の方達が招待されていました。
急きょ曲目を変更し、バッハの「天にまします、われらの父よ BWV.737」他を演奏しました。
天にましますわれらの父よ BWV.737
終わってから、「これまで震災の後、音楽を聴く余裕は全くありませんでした。バッハの曲を聴いて思わずジィーンとなりました。」と言われたのが心に残りました。
リコーダーを一緒にやってみたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声を掛けて下さい。お待ちしています。
趣味が高じて集めた楽器たち
真ん中の弦楽器はチロル地方の民族楽器でチターです。
チターの右側は、オーボエ属です。
リコーダー
上記(写真1)のチターの左側はリコーダー(英語の古語で小鳥のさえずり)、ドイツ語でブロック・フレーテ(栓の付いた笛)です。学生時代からやっていたので、私にとっては一番付き合いが長いものです。
私事ですが当時東芝那須工場時代、合唱部に在籍していましたが、1987年に、その中のメンバーIさん、Sさんと私、3名で発足したのが、コレガリベラ合奏団。(写真3)
名称は、イタリア語(ラテン語)で、自由な集まり、フランス人の神父さん命名。
その後、新たなメンバーも加わり活動の範囲を東芝外にも拡げ、教会のクリスマス・ミサ、県の芸術祭(写真4)
市・町の音楽祭(写真&音声5)
図書館(写真6)
小学校の音楽教室(写真7)
老人ホーム(写真8)幼稚園
などに参加しておりました。
メンバーの異動などで休団の時期もあり、新コレガリベラとして再スタートしましたが、コロナで中断。ようやく再スタートしましたが、メンバーの減少、高齢化などによる活動のハンディを背負っております。
リコーダーは単純な構造で出せる音域が狭いため高音から低音までカバーするために全部の穴を指で押さえるとCの音が出るC管系列のグレートバス、テナー、ソプラノ、同様にFの音が出るF管系列のバス、アルト、ソプラニーノなどいろんなサイズがあります。
より大きいタイプ、小さいタイプなどもあり、適宜持ち替えることが必要なので何本か用意する必要があります。決して見栄で見せびらかしているのではありません。
- 増澤 幸和
- 新コレガリベラ合奏団 主催
- オーボエ、リコーダー奏者
新コレガリベラ合奏団
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